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米国の資産運用会社Mインターナショナルの投資詐欺事件のその後

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円満な解決ではありませんが、手口事例2で記したM社の経過について報告しておきましょう。M社の調査を行った証券取引等監視委員会は、2011年2月以降、日本の投資家から資金を集めたファンドの運用実績はなかったと報告しています。

これは、典型的な詐欺のテクニックで、お金のある程度集めたうえで後から集まったお金を使い返還することで、如何にも運用しているかのように見せかける手口です。また、高利息を謳う勧誘にも問題がありました。長期金利よりも利息の高い確定利回りを保証する金利商品は、基本的に存在しません。上手過ぎる話は裏があると考えた方が良いでしょう。

M社は現在廃業状態だそうですが、被害者の2人に返金をしているようです。下記がその事実を伝える2013年5月17日付けの毎日新聞記事です。「米国の資産運用会社Mインターナショナルが日本の顧客から預かった資産を消失させた疑惑で、同社が金融商品取り消しを受けた後、顧客に金を払っていたことが分かった。」この記事だけを読むと保障に向けて動き出したように錯覚しますが、返金されたのは僅か2人だけであり、M社の資金繰りが苦しい事情は変わりないようです。急場のいい訳を取り繕うために支払い能力があると見せかけただけかもしれません。度重なる資金流用のため、M社の銀行預金残高は殆ど残っていませんし、関連会社に融資したお金も不良債権化しているようです。

今後被害者は、法的措置により救済を求めるしか方法はありませんが、保証能力の乏しいM社との交渉は、相当長引くと思っておいた方がよいでしょう。詐欺の被害者にならない方法は、安易に相手の話に乗らないことです。

アメリカ資本の運用会社で、診療報酬請求権を運用していると言われも、貴方はどの程度商品の仕組みが理解できていますか?また、ネバタ州の会社と聞いてどんなイメージを持ちますか?こんなことをよく考えたうえで契約を結ぶべきではないでしょうか?

目先の高利息や元本保証といった甘い誘惑につい誘われてしまうと、解決するために相当苦労する破目になります。