「公共事業」という信頼性を謳い、さらに「特別に選ばれた」という優越感を持たせて架空案件への投資をさせる詐欺

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公共事業への投資に参加できる事を謳い、架空の投資をさせる詐欺が起きています。

以下は実際に起きた事件のニュース報道です。

*** 「債権買ってくれたらおまけつける」公共事業債名目詐欺で3400万円被害 — 京都

 京都市伏見区の無職女性(80)が、医療関係の公共事業債の購入費名目で、現金約3400万円をだまし取られたと京都府警伏見署が発表した。同署が詐欺事件として捜査している。

 同署によると平成25年10月、女性方に東京都板橋区の医療関係協会に関するパンフレットが届き、その後、会社員を名乗る男から「医療関係協会の公共事業債を何口か買ってくれたら、無償で何口か差し上げます」などと電話があった。

 女性は今年1月中旬までに、指定された東京都豊島区の住所に、現金計約3400万円を9回に分けてゆうパックで送付した。送金後に送られてきた債権の証書のような書類は偽物だったという。

 同月中旬、不審に感じた女性が消費者センターに相談し発覚。同署管内では先月、同様の手口で高齢女性2人が計約1千万円をだまし取られる被害があり、関連を調べている。

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*** 60代女性、8千万円詐欺被害…「公共事業債」購入話で — 山口県

山口県警捜査2課は22日、県内在住の無職の60代女性が、公共事業債の購入話で計8320万円をだまし取られる被害に遭ったと発表した。同じ手口とみられる相談が数件寄せられ、同課は詐欺事件として捜査している。

同課によると、7月下旬~8月上旬、女性宅に金属会社を名乗り「お年寄りを対象とした公共事業債の先行発売がある。利息が高い」と電話があり、さらに国民安全局を名乗る男からも勧誘電話があった。

女性は、喫茶店で面会した男に現金500万円を手渡し、10月上旬までに8回、計7820万円を指定された都内の住所に送付するなどしたが、それ以後、連絡が取れなくなったという。

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公共事業関連だとある程度の信頼があるのだろうという先入観もあるのでしょうか。
また「”特別に”公共事業に参加できる」ということ、信頼できる機関からの勧誘だと信じ込ませるところも紛らわしく判断をしにくくさせますね。

「あなただけに」「特別に」という文句もパンフレット等の資料を送りつける手口も、ある程度入金させるとドロンと行方をくらますという結末も詐欺における常套手段ですね。
直接現金を手渡しでやりとりするという事は、わざと姿を現す事で被害者に対して安心感を持たせる効果でもあるのでしょうか。