「ワールドオーシャンファーム」によるエビ養殖事業への投資詐欺被害。エビではなく「被害者を増殖してしまう」ことになった。

d45fac87dcf44a12fe67485724cf5ee3_s

「ワールドオーシャンファーム」は、フィリピン「マニラ」にあるブラックタイガーの養殖事業や不動産事業などへ投資すると、「1年で倍になる」と謳い出資者を募った。

また出資した人は組合員として出資者をさらに勧誘して、いわば「ネズミ講(マルチ商法)」のようになっていきました。
全国で会員約4万人から850億円もの資金を集めたものの、東京ドーム450個分と謳っていた肝心な養殖場が存在しないことが発覚しました。
投資や本来の事業は行われていおらず、詐欺目的の資金集めである事が分かったのです。

実はこの会社の会長は過去にも同様な手口で資金を集めたのですが倒産しているのです。
集めたお金の一部を海外へ送金したことでFBIの目にとまり世間の知るところとなったのです。
海外への送金によるマネーロンダリングと国内にも多額のプール金がある事でも調べられることになりました。
エビの養殖事業に関しては養殖池も説明していた規模とは違い、現地の活動もほとんど停滞していたといいます。
配当金も新たな出資者からのお金でまわす状態だったそうです。
2009年5月には会長に懲役15年の判決が、幹部(6名)には懲役2~3年という判決が出ています。

この事件では近しい人による「口コミ」が勧誘の手段となっています。
パンフレットや電話での執拗な勧誘も断るのに一苦労ですが、親しい方からのお誘いだとしたらなかなか断りきれないものかもしれませんね。
また「海外での事業展開」という言葉も魅力なのでしょうか?タレントさんを使う広告までしていると信用してしまうのでしょう。
実態もよくわからないのにお金を出してしまう事も、「相談すること自体が恥ずかしい」という感覚も、投資詐欺被害者の多くの方が持っている弱点かもしれないですね。
いずれにしても「投資」という感覚とは違うような気がしますが…。