「名義貸し」でだます詐欺で使われる「社債」の魅力ってなんでしょうか?

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最近では老後の蓄えを有利に運用しようとする方々も大勢いらっしゃいます。
またそこを狙う「投資目的の詐欺」も被害件数が増えています。

「名義貸しでの社債購入や投資」という手口での事例がよくニュースでも話題となります。
いきなり電話などで「あなたには社債の購入権がある」などと言ってくるそうです。
この社債というものをどこまでご存知でしょうか?

会社の資金調達には「株式発行」と「社債発行」があります。
この違いを把握しておきましょう。

株式・・・出資者(投資家)からの直接資金調達方法のひとつです、返済の義務はありません。
社債・・・出資者(投資家)からの直接資金調達方法のひとつです、一定の期間を経過した際には利子をつけて返済する義務があります。
※株式には返済義務がないので、もし会社が潰れても何も返ってきません。

社債は企業側にとって「短期間で発行できる」「社債発行をしても株式の価値への影響がない」というメリットがあります。
加えてよく聞く(経済ニュースや詐欺手口解説など)「未公開株」というキーワードがあります。
この「未公開株」というのは、株式上場をしていない会社の株式をいいます。
株式上場企業というのは、株式の情報を公開しているのでいろいろな状況が把握できます。

投資詐欺の手口に出てくる「社債購入」というキーワードは、必ず返ってくるという条件をエサにしているのです。
投資する側にとっても「(期限が来れば)返ってくるなら投資してもいいかな…」と判断力がグラついてしまう事になるのでしょう。
キチンと「金利」や「償還金(額面の金額)の総額」や「期限」も決まった上での取引を持ちかけられれば安心してしまうのでしょう。

確かに「転換社債」「ワラント社債」などでは、最低でも投資金額は戻ってくるものですから安心といえば安心でしょう。
「本来の仕組みをどこかで曲げて納得させる」というテクニックを使って騙してくるのですね。