中国ネット投資詐欺被害。金額も超莫大! どこまで信じて投資すれば?騙されない損しない『兵法』をしっかり学ぼう。

66763d7a1ef38bb79675f6a9fbab83cf_s実に景気の良い中国。でも、その経済にも陰りが見え始めようとした矢先、ネット上の金融商品に投資した人民の資財が詐欺集団の手に渡る。
投資仲介業者の斡旋する投資先プロジェクトの殆んど全てが「架空」なら…実に単純明快な、そして、素直な中国人達がカラクリを知らずドンドン投資していく。これも「爆買い」の一種なら、中国人の気質的に仕方ないのかも知れない。

–以下、引用記事

中国でネット投資詐欺、90万人から9200億円集める

2016年2月1日18時32分 朝日新聞デジタル 北京=斎藤徳彦

 中国国営新華社通信は1日までに、ネット上で販売する高利回りの金融商品をうたった大規模な投資詐欺事件にからみ、当局が21人を逮捕したと報じた。実体のない融資話を宣伝し、全国の約90万人から500億元(約9200億円)以上を集めていたとされる。

 問題となったのは、安徽省を中心に展開する「鈺城(ユイチョン)集団」という企業グループが「e租宝」の商品名でネット上で売った金融商品。企業への融資を仲介して9~14・6%の高利回りを保証するとうたい、短期間で1兆円近いお金を集めた。昨年末から違法性があるとして各地で捜査を受け、投資家の返金要求にも応じないことが社会問題化した。

 ネット上で借り手と貸し手を結びつけるこうした商品は「P2P金融」と呼ばれ、中国で急成長している。P2P業者は集めたお金を預かっておく資格を持つ銀行ではないため、お金はすべて具体的なプロジェクトに貸し出されることが求められる。ところが、e租宝の場合、うたったプロジェクトの「95%はニセだった」(新華社)という。

 中国では景気下支えのために利下げが繰り返され、1年物の定期預金は1・50%と過去最低水準になっている。低金利に不満を持つ人たちが、リスクについての知識を欠いたまま高利回りをうたう金融商品に飛びつくことが、金融システムの大きな不安要因となっている。(北京=斎藤徳彦)

–引用ここまで

中国経済の発展の原動力は、「世界の工場」と言われた過去からの脱却であり、「攻め」に打って出た、先陣を切った者だけが巨万の富を得て「富裕層」と成り得た。つい最近の出来事であるが故に、それに続きたい人々が出てきてもおかしくは無い。バブル崩壊を経験した日本人やリーマンショックで泣いた諸外国の方々は、同じ事は繰り返さないと言う教訓から高金利商品には警戒するが、イケイケドンドンの中国では、こうした「美味しい話」は胡散臭さを超えて、誰もが飛びつく商品に見えるのだ。
「爆損」しているのは、学びが薄い人達。この事件を教訓にして学びを深めて欲しいものです。それにしても詐欺のカラクリは単純なのに、被害金額規模の大きな事件です。