特殊詐欺も分業化?!「何も知らずに運んだ」 実はバイク便もグルだった。受取の判子も気軽に押せない時代なのか?

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以前、投稿した記事の中で分業が特殊詐欺組織の分業化が進んでいる件を載せました。それぞれの役割をキッチリ担う事で、まるで一般企業でいう所の「売上」「ノルマ」を達成したら…的な、利益(被害額)追求型の組織が出来上がってしまいました。ただ、その組織単体だけなら、徹底的に壊滅状態に追い込んでいけば良いが、その組織を中核とした「業務請負」的な組織が「会社」として成り立ち、協力する様になってしまった。ツールとしての携帯電話やスマホ、現金を直接受取りに行く「受け子」、劇場型詐欺に登場するニセ上司、ニセ弁護士そしてニセ警察官。
これまでは、それらは一括りで「特殊詐欺組織」でしたが、今は違う。いつも利用している宅配業者が詐欺に加担していたとしたら…あなたならどうする?

–以下、引用記事(一部抜粋)

特殊詐欺グループvs警察 仁義なき戦い 「社会の敵」を撲滅せよ…
産経新聞?1/3(火)

■詐欺専門のバイク便業者も

 一方、詐欺には電話をかける「かけ子」が集まるアジトや、被害者から現金を受け取ってくる「受け子」が必要になる。最近はこうした「インフラ」を提供する専門業者も確認され始めた。
 警視庁捜査2課は28年8月、特殊詐欺グループにアジトを提供したとして、詐欺容疑で不動産会社の実質経営者の男らを逮捕した。男らは10年以上前から、特殊詐欺グループの依頼で嘘の賃借名義人や連帯保証人を用意した上で、アジトとして物件を提供していたという。
 また、捜査2課は11月、受け子を代行していたとして、バイク便の実質経営者の男を詐欺未遂容疑で逮捕した。男は詐取金を運ぶために会社を設立し、25年10月以降少なくとも8件の詐欺に関わったとみられている。
 悪質業者だけでなく、通常の荷物を装って真っ当なバイク便業者に預けさせ、「受け子」にさせる手口も横行している。27年1~11月には78件だったが、28年の同じ時期はその約2・5倍となる195件に急増している。
 警視庁は12月、都内周辺に事業所を持つ23社が加盟する「バイク便協同組合」と詐欺利用を防ぐための覚書を締結した。加盟するバイク便業者は「STOP」と書かれたステッカーをバイクに貼り、高齢者から預かる荷物は、現金ではないか確認するなどの取り組みを始める。
 
–引用ここまで

いくら警察が取締っても、配送業者(例えば個人宅配業者、バイク便、メッセンジャー)が悪徳詐欺業者とグルだったとしたら、取締まり強化にも限界があるだろう。
逆の見方をすれば、メジャーな配送業者にしても、中身を見る資格はない訳だから(破損などの場合は除くとして)、伝票に記載されている品物だと信じて運搬する訳だ。個人的な怒りをお客様の品物に八つ当たりした業者やチェーンソーを持込んで配送業者を脅して捕まった輩も居るから、喧嘩両成敗なのかも知れないが、意図して悪意に満ちて配送業を生業にしている輩が居るとすると、運んで欲しいと発注する側も、「荷物」を運ぶ側も両方が社会悪である。
しかし、会社を設立・登記する段階では防ぐ事が出来ない要素もあり、あくまで「事が起きてから」しか動けないのが、モドカシイ限りである。
特殊詐欺組織に関わらず、社会悪に関わる・加担する者達を排除して行く術が整っていく事を切に願う。

「ピンポーン!」玄関ドアの向こうに宅配業者の姿が…
犯罪被害者となるか否かは、扉一枚なのかも知れません。