学業とアルバイトはどちらが大事か。Wワークは当たり前!連休は小遣い稼ぎ三昧。特殊詐欺集団「トカゲの尻尾」は何と中学生!! 若気の至りは転落への入口だ。

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学生の皆さんは、受験勉強や部活動、単発のアルバイトと忙しい年末年始を過ごしている事でしょう。それぞれの目的に向かって時間を使う事は建設的・前向きで素晴らしい事です。
しかし、有意義な時間は間違った使い方をすると、転落への入り口へ向かってしまう。前科者の烙印を押され、警察の拘束を受ける。特殊詐欺集団はその手口と組織の保守の為に、末端の「受け子」を世間を知らない(?)中学生に向けたのだ。

–以下、引用記事

ついに中学生まで逮捕 栃木の14歳、北海道で詐欺未遂容疑
2017/7/13(木) 7:01配信 北海道新聞

80代女性に長男装い電話 「知らない人に指示受けた」
 【室蘭】室蘭署は12日、詐欺未遂の疑いで、栃木県内の男子中学生(14)を逮捕した。同署は、中学生が特殊詐欺グループの現金回収役「受け子」とみて調べている。
 逮捕容疑は同日、何者かと共謀し、室蘭市内の80代女性宅に長男を装って電話をかけ「のどにポリープができて病院に来た。待合室でかばんをなくした」などと嘘を言い、現金200万円をだまし取ろうとした疑い。
 同署によると、女性の自宅周辺で不審な中学生を女性の家族が見つけ、同署に通報した。同署員が事情を聴いたところ「知らない人に指示を受け、金を取りに来た。報酬をもらえるから引き受けた」と話したため、逮捕した。

–引用ここまで

喉にポリープが出来たなら、擦れた声が受話器から聞こえて来ても不思議に思わない。事前に話が通じていれば、治療代も用意するし入院の手続きもする。そもそも、電話で話す内容ではないし、ポリープ除去の手術に、そして、これから治療をしてもらうのに200万円の現金を持参するだろうか。冷静に考えればそうなる。
でも、そこは、心理的な焦りとキーワードが巧みに並んでいる。典型的な特殊詐欺集団の手口だ。「ポリープ=がん?」「病院=緊急事態?=これから手術?」「かばん=仕事で重要な物が入っている?」との刷り込みである。

ある意味、こうした劇場型の特殊詐欺の手法が認知され、聞き慣れてしまったが故の、洗脳に近い感覚とチェインリアクション(連鎖反応)である。

しかしながら、栃木県の中学生が北海道まで「遠征」して、(多分、詐欺と知りつつ)犯罪グループに加担していたとなると、バイトだと言って誘われただけとは断言できない。つまり、確信犯なのだとも感じる。部活や勉強に駆られていた筆者の時代とは、幾ら家庭の事情や欲しい物が在るからとは言っても、全くかけ離れた感覚だ。ある種の感覚の麻痺であるし、特殊詐欺犯罪を通じて、「世も末」だなと落胆を隠せないでいる。

それにしても、中学生を受け子として斡旋する詐欺グループは、その縦社会の人間関係は、単に「金」で繋がっているだけとは到底思えない。悪しき人間関係・交流を断ち切るのも親の責任なのかも知れない。全てを自己責任にしてしまうには、余りに若すぎるし、世間を知らなさすぎるだろう。

あなたの家庭の子供達は、大丈夫ですか?