「診察受けなくても、お薬を処方致します?!」処方箋はいつでも書きます…医療保険制度を悪用した詐欺のトライアングル。不当な診療報酬請求は撲滅すべし!

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「セルフメディケーション」と言う考え方が浸透しているか否か。換言すると、自分の健康管理を自分でやろう。と言う事だが、重篤ではない軽微な疾患については、ドラッグストアや「かかりつけ医」に診察してもらいコントロールする。そういう趣旨の言葉である。
ドラッグストアも病院隣の門前薬局も、コンビニエンスストア並みに増加したし、第一類医薬品も医療費控除の対象になった(レシートなどに表記してある)。総じて、手軽にセルフメディケーションがしやすくなったのだ。

ただ、下記にある事件は、そんな医療制度・医療業界の根幹を揺るがす事件であり、納税によって医療制度が維持されている現状が、ひょっとすると一部の悪党によって「搾取の為の精度」になっているのではないかと、一変してキナ臭い雰囲気が漂ってくるのだ。

毎月支払う健康保険税が、健康の為へと投資する血税がこんな形で不当に使われているのかと思うと、「納税者=医療サービス受給者・皆の為に納税を」の図式が崩壊する。
金融商品ばかりではない、詐欺の図式が、様々な業界に横たわる。

こんな事件が発生した。

–以下、引用記事

 
処方薬不正販売で親会社が謝罪 なの花薬局 

2017年9月19日 23時45分  中日新聞

 愛知県など6県で「なの花薬局」など約50店舗を運営する「シー・アール・メディカル」(名古屋市)の元取締役が知り合いの医師に、診察を受けていない従業員の処方箋を出させていた問題で、同社の国松一徳社長らが19日、東京都内で会見し、「医療保険制度への信頼を揺るがしかねない行為で深く反省している」と謝罪した。
 
 同社によると、元取締役は昨年2月以降、従業員らから注文を取り、自身が患者として通っていた三重県鈴鹿市の病院に依頼。従業員やその家族13人分の処方箋、計80枚を不正に作成させた。従業員らは健康保険を使い、3割負担で湿布剤などを購入していた。
 会見には、親会社の医薬品流通支援会社「メディカルシステムネットワーク」(札幌市)の田中義寛専務も同席。13人のうち4人は一度もこの病院を受診したことがなく、健康保険証のコピーを医師に渡していたと明らかにした。元取締役が医師に報酬を払うなどの便宜を図ったことはなかったと説明。未受診で処方箋を発行した行為は医師法に抵触する可能性があるとした。
 
 シー・アール・メディカルは今月、約36万円の調剤報酬の保険請求を取り下げたほか、東海北陸厚生局などと今回の問題について協議している。

–引用ここまで

今回の事件は、医療保険業界を舞台にした、医師(病院)・薬局・患者(従業員)のトライアングルが「連携」した形で犯罪を企図した。列記とした詐欺行為であり、医療保険制度を専門家の視点を悪用した犯罪である。よくある「迂回融資」みたいなものに似ていて、パナマペーパー事件にも通じる事件である。

私も含めて、病気が元で病院に通わざるを得ない人にとって、医療費の負担は重くのしかかり、時として通院だけでも苦痛に感じる場合もある。お薬だけデリバリーして貰えれば、それほど楽なものはないと思うのだが、診察を受けないといけない状態であれば、やはり、良心的で的確な診療をして貰える病院で診察をして貰いたい。そこに、診療報酬が生まれる訳で、窓口負担率も法律によって変わるのである。これも税金を騙し取ろうとする手段になるかと思うと、病院と言う名の詐欺組織?とも捉えられる。医療業界全体の信用問題になる。

身近な医療にも疑いの目を持たなければならない悲しさ。
これは非常に切実である。

先生方には、襟を正して頂く必要がありそうだ。