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突然電話がかかってくる?!少人数私募債詐欺の事例

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最近の事件ですので、過去の少人数私募債詐欺の事例を紹介ましょう。この事案は和解も返金もなく、出資者が泣き寝入りしてしまった悪い例です。出資者はX社から少人数私募債の購入勧誘を電話で受けた。

その内容は、「運よく貴方に私募債が当たりました。今購入に応じていただければ、弊社が10倍で買い取ります。」というものであった。言葉巧みなX社の説明を信じた出資者は社債400万円分を購入。社債は届けられたものの、それ以降X社とは連絡が取れなくなった。その後Y社から連絡が入り、連絡に取れなくなったX社に替り弊社が7倍で社債を買い取るのでもう100万円買い増して貰えないかと頼まれ、やむなくそれに応じた。

その後Y社とも連絡が取れなくなり、不安になった出資者は、社債発行会社に購入金の返還を求めたが、発行会社は文書の請求や出頭にも応じず、出資者は投資したお金の回収を断念した。この事例は典型的な劇場型の投資詐欺です。

詐欺事件として警察に告発するのも手段の一つですが、出資金を取り戻したいのであれば訴訟を起こすしか方法はないでしょう。話の流れからすると、X、Y社と債券発行会社が共謀して出資者を騙した可能性が高いようですが、X、Y社の所在地すら分からないのでは話になりません。発行会社は、X、Y社は知らない、その2社が勝手にやったことだとしらを切ってしまえば済む内容です。最初からお金を騙し取ることを目的とした会社相手に訴訟を起こし、現実にお金を取り戻すことは至難の業といえます。

複数の会社を名乗り、甘い話をチラつかせながら出資者の投資意欲を煽ることは劇場型詐欺の常套手段です。しかし、騙されやすい人にもパターンがあり、同じ人が繰り返し騙されることもあるそうです。現実的でない好条件の投資勧誘連絡が頻繁にくる方は、詐欺師らの名簿リストに組み込まれている可能性も否定できません。電話番号を変えるか転居するかなどして防御策を講じた方が良いでしょう。